ニコラスが作る本格的な料理と、美味しいだけじゃないワインのお店

マンションの一角にひっそりとある醸造所

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清澄白河から徒歩約5分。ブルーボトルと同様に、お寺に囲まれながら、こんなところに!と、ひょっこりと現れるのはフジマル醸造所。

1階が醸造所、2階がレストランとワインのテイスティングルーム。

お酒が飲めない発酵オタクとしては1階がすごく気になる。食事をすると見学させてもらえるとか(ドキドキ)

(*今回は時間が無かったため、また今度挑戦したい)

イタリア人のニコラスの料理とワインが(ジュースも)美味しい

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ランチタイムの店内に入ると、なんと予約で満席!でも1時間位なら席が空いている、と、ラッキーなことに入れて頂きました。

夫はワインにあまり詳しくないものの、それっぽくワインを注文。私はノンアルコールのぶどうジュースを注文。ぶどうジュースも旨し。

そして前菜には、ワインに合いそうな生ハムとフレッシュななんちゃらチーズ。これはいくしかないし、裏切られるはずのない美味しさ。

フレッシュな素材で作られるパスタも間違いない

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なんちゃらトマトとオリーブとしらすのパスタ。色んなダシが絶妙にまとまっている。凄い、ニコラス凄い。

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ラビオリみたいなものとチーズソース、こちらも濃厚で旨い。お昼から幸せ。ワインに絶対合うだろうな…!

手作りデザートも本気だった!

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お洒落なプレートに、一粒一粒、丁寧に並べられたチョコレートや小さなタルトやクッキー。

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オレンジピールとチョコもワインに合う…!

前菜からデザートまですべてに手を抜かない本気っぷり、でもすごく気軽な雰囲気のある店内。休日のランチ、ちょっとお値段は張るけれど、贅沢をしたい時にはぴったり。

フジマル醸造所は大阪の島之内発信

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http://www.papilles.net/winemaking/kiyosumishirakawa/index.html

清澄白河のフジマル醸造所の場所:Google マップ

日本酒が日本のお酒と言われるように、いつかワインも『和飲』と言われるようになりたい。その頃にはきっと日々の食卓は賑やかなものになっているのではないか、と。

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ブドウの収穫は一年に一度。その一度の為にわざわざワイナリーを畑の横に造らなくても、お客さんが来やすいように街中に造って、逆にブドウに来てもらう方が効率的なんじゃないか?そう考えるようになったのです。

そして、街のど真ん中にワイナリーができることによって、土地とワイナリーと人を結び付け、ワインをもっと日常に感じてもらえるのではないかと考えたのです。

自分の住む街にワイナリーがあるって素敵じゃないですか?

「世界でも数少ない都市型ワイナリー」として2013年に大阪の島之内に、その後2015年に清澄白河にもオープン。大阪にはブドウ農場もあると。

ただ、美味しい『ワイン造り』が目的ではなく『ワインを日常に』をテーマにされているとあり、店員さんの優しさや丁寧さ、料理へのこだわりも腑に落ちる物があった。

ワインが飲めたら(たらればを言っても仕方のないところだけれど)、違う世界が広がりそう。そして皆幸せそうなひとときを過ごしていて、それを見るだけでも幸せになれる場所。

ワインのハードルをいい意味で下げてくれる、とても素敵なお店でした。