その土地の空気をお持ち帰りする体験
苔のある部屋に憧れて
先日、長野県の上田に旅した時に、旅館で苔玉作りをさせて頂きました。
苔玉作りって。苔はどう手に入れたらいいか?もとより、植物も何にしたらいいか?分からないし、でもちょっと憧れるものがあり。
先生曰く「ホームセンターでも材料が売っていて、気軽にできるんですよ」とのこと。ちょっとばかしハードルが下がりながら、苔玉作り開始。
土、藁、苔 3段階であっという間に出来上がり
- ベースの植物は2種類位(今回はアスパラやシダ系のもの)
- 土とわら半紙で包んで丸くぎゅっとして木綿の糸をぐるり(植物のあたる部分は巻かないように)
- わら等のふかふかの植物で包んで糸をぐるり
- 最後に苔をつぎはぎして糸をぐるぐるしっかりと
なんとこんな感じで完成、30分位。いずれ糸などは吸収されるとのこと。
上田の苔
美ヶ原なんかだと、とても良い苔があるそう。(でも熊もでるそう…)
これは地元の苔をとってきて頂いて作ったのだけど、「あんまり緑が奇麗じゃなくてね~」と言っていて。旅先の苔でできるって凄く贅沢なんですが!
育て方のポイント
- 朝日にあてると緑が濃くなる
- 時々場所を変える
- 夏は2~3日に一度、冬は一週間に一度水やり(水をためたバケツにイン)
環境に合うと10年でも長持ちすると。なんと。ちなみにお皿と砂利(安定のため)も一緒に頂いてしまったけど、器は何でも良し。
無理を言いながらの苔玉作り体験だったので、人柄の良い先生の空気も含めて、いい苔玉をお持ち帰りできて、とても嬉しい。
「緑が濃くなるかなー」と眺めながら、「枯らさないように…!」とプレッシャーも少々。苔と共にこの夏は過ごしてゆこう。